私たちの免疫力が低下したり、細菌の活動性が免疫力より強くなったりすると歯周病は進行し、歯肉や歯槽骨(歯の周りの歯を支えている顎の骨)などの歯周組織を破壊していくようになります。
歯周病が進行すると最終的に歯が抜け落ちてしまいます。
日本人の場合、10〜20代前半ですでに約60%の方がかかっているといわれ、50代では、80%以上の方がかかっているといわれているとても怖い慢性疾患です。
近年、歯周病菌が引き起こす可能性がある全身疾患として、感染性心内膜炎や虚血性心疾患、早産、高齢者では特に肺炎などがあげられています。
歯周病の症状には以下のようなものがあります。
・歯磨きの時に歯肉から出血がある
・歯肉がムズムズしたり、色が変わったりしている
・歯肉が腫れたり、膿が出たりしている
・グラグラしている歯が一本でもある
・歯肉が下がって歯と歯の隙間が開いてきた気がする
・歯並びやかみ合わせが気になる
・歯軋りや食いしばりをしている
・喫煙をしている
・糖尿病である
・一年以上、歯科検診を受けていない
1つでも当てはまる方は、歯科医院を受診される事をお勧めします。