~日本乳癌学会 乳腺専門医 、日本外科学会 外科専門医による乳がん検診・乳がん治療を行っております~【乳がん検診】視触診に加えてマンモグラフィ、超音波による検査を行います。
さらに必要に応じて、細胞や組織を少量採取して検査することも可能です。
当院では世田谷区の乳がん検診を受入れております。
また各種保険診療をしております。
尚、症状のない場合の乳がん検診は、自費診療(視触診、マンモグラフィ、超音波、結果診察で税込13,500円です)となります。
●マンモグラフィ
乳房を平面ではさんで圧迫し撮影します。
マンモグラフィでは腫瘍病変(しこり)の評価に加え、超音波では見えにくい石灰化病変(乳腺のなかに砂のように存在する細かい石灰成分)の検査が得意です。
腫瘍病変、石灰化病変といっても実際は良性のものが多いのですが、時に悪性の特徴的な所見を示すことがあります。
※当院では最新のデジタルマンモグラフィを用い、フィルムを用いることなく高精細モニタ(5M)にて診断しております。
●乳房超音波乳房超音波(エコー)では乳腺の内部構造をテレビモニタに映し出しながら検査をします。
乳腺の構造について詳細に知ることができ、時にマンモグラフィで見えなかった病変が発見されることがあります。超音波で確認をしながら細胞や組織を採取することもあります。
●乳房細胞診乳房に腫瘍病変などが発見された場合、良悪性の違いを確かめるため、細い針を超音波でガイドしながら刺入し、細胞を吸引します。
結果はクラス1から5までで判断し、クラス5が乳がんの診断となります。
●乳房針生検細胞診同様に腫瘍病変などが発見された場合に、良悪性を確かめるために、局所麻酔を行なったうえに比較的太めの針を超音波でガイドしながら刺入し、細胞を採取します。
細胞診に比較すると、良悪の診断はもとより組織の形態、ホルモン感受性や一部薬剤の感受性情報まで得ることができるという利点があります。
【乳がん治療】乳がんと診断された場合、治療方針を御相談し手術が必要な場合は聖路加国際病院をはじめとした基幹病院をご紹介いたします。
また、ご自宅付近の病院をご紹介する場合もあります。
術前に化学療法を行い、縮小を目指してから手術を行う場合(術前化学療法)、一旦基幹病院を受診していただいた後、当院で術前化学療法を行い、手術の段階で基幹病院にて行っていただくことを計画しています。
また、手術を行った後、術後化学療法の段階から当院で継続的に行う場合もあります。
基本的に手術や放射線治療が終了した段階から、当院で引き続き治療を行うことが可能です。
●点滴治療当院では、乳がんの点滴治療として、化学療法(抗がん剤)や分子標的治療(ハーセプチンなど) 、骨転移に対する点滴(ゾメタなど)を行っております。
※分子標的治療は抗がん剤ではありませんが、がんを直接攻撃する最新の治療です。
副作用が少なく、治療効果も高いです。
また骨転移に対する点滴は、骨転移に伴う疼痛や、しびれの改善、病的骨折の予防のための点滴を4週間に1回行う治療です。
●内服治療当院では上述の化学療法のほかに副作用の少ない内分泌治療(ホルモン剤治療)や内服化学療法も行っております。
●注射治療ホルモン感受性陽性で、閉経前の乳がん患者さんの場合、生理を一時的に止めておいたほうが良いことがあります。
生理を一時的に止める目的で1か月もしくは3か月に一回の皮下への注射を行います。
【乳がん術後検査】●血液検査乳がん術後に定期検査、一般検診として用います。腫瘍マーカーなども検査できます。
●胸部単純撮影乳がん術後に定期検査、一般検診として用います。
乳がんの転移しやすい部位として肺があります。
肺転移の診断や、肺転移に伴う胸水などの評価、治療効果判定などの目的においても撮影します。
●腹部超音波乳がん術後に定期検査、一般検診として用います。
乳がんの転移しやすい部位として肝臓があります。
肝臓転移の診断や、治療効果判定、腹水などの評価などの目的で撮影します。
【骨密度測定】骨密度を測定することにより骨粗鬆症の診断ができます。
骨密度が減少する可能性がある乳がんホルモン治療を行っている方の定期検査をはじめ、どんな方でも測定致しますのでお気軽にお声をおかけください。
足を乗せて簡単に測定することができます。