2015-11-04 | 1446605468
出張先で入歯を入れましたが... (質問者:まことさん)
柿生に来て丸4年ですが、その間福島県いわき市に出張をしていました。
期間は3年です。
その間歯が悪くなり、出張先で歯科を探し1年間通いました。
そして今年の夏から秋口にかけて、入歯がなんとなく痛くなるのと同時に、入歯を抑えていた土台も外れる始末。
土台ははずれても、入歯で何とか抑えられていますが、歯の表面が欠けています。
入歯を含めて歯の土台も治したい考えがありますがどうでしょうか?
ちなみに上の歯は未治療が1本でその隣3本ブリッチになっています。
両上奥歯はなく、入歯になっています。
下歯は全部治療済みの歯ばかりです。
普段食べにくいので、つらいところがあります。
柿生駅前ファミリー歯科の永山です。それは大変でしたね。
治療法はいくつかございますが結論から言えばしっかり直せば最終的には必ずまたきちんと嚙めるようにはなります。
まず最初に行う事は土台の歯の口腔内審査、レントゲン審査を行い、その歯のかぶせものがなぜ取れたかをはっきりさせる事が必要です。(もちろん全顎の検査も必要ですが)
原因がわかれば、土台の歯の再治療が可能であるものなのかがほぼわかります。
例えば、被せ物の接着剤が剥がれただけの場合や、小さな虫歯が原因の場合なら、容易に再治療が可能ですし、非常に大きな虫歯の場合、歯根破折の場合、入れ歯によって強い負担がかかり歯が揺れて噛み合わせに変位をきたし脱離をした場合などは、再治療が困難で抜歯になることもあります。
土台の歯の再治療が可能であれば今までと同様の設計で治療することも可能だと思います。
また、検査をしてみないとわかりませんが、上の両奥歯が無く50歳男性と言う事ですのでかなり咬合力は強いと推測され、入れ歯の針金がかかる歯と上の前歯には相当な負担がかかり揺れてくる事、前歯が外側にフレアアウトして噛み合わせが深くなってくることにより残存する最後方歯にさらに負担かかることが推測されますので、保険であればできる限り床を大きくした入れ歯にするか、自費が可能であればインプラント治療が適切だと思います。
両方とも前歯にかかる負担を低くし咬合を安定する治療法です。
口腔内を拝見させていただいてないのでわかる範囲、推測できる範囲でお答えいたしました。わかりにくければすみません。またメールをいただければと思います。