当クリニックでは、誠実をモットーに形成外科専門医が対応いたします。
アットホームな雰囲気のなか、様々なお肌の悩みに対応します。【ワキ・手のひらの多汗症について】汗は体温を一定にするために、重要な働きをしています。しかし、
多汗症の方は手のひら、ワキ、足の裏など局所的に多量の汗をかくため、日常の生活や仕事に障害がおこり精神的苦痛も伴ってしまいます。
【多汗症治療の種類】多汗症は、通常思春期に強くなり、多くの場合は生涯続くといわれます。
治療には対処法や手術法、ボトックス療法があります。
1:薬物療法精神安定剤や制汗剤などを使用して不安を取り除いたり、一時的に汗を抑える方法です。
2:イオン浸透法イオン浸透療法は多汗症の部位を水に浸してそこに弱い電流を流す事で、汗線細胞の細胞膜でのイオンの出入りを阻害し汗を生成させないようにします。
大きな副作用もなく効果的と言えますが、1週間に1~2回の割合で継続的な治療が必要となります。
3:手術療法手術療法は、ワキと手のひらで異なります。
ワキは汗腺切除術といいワキに切開を加え直接汗腺を切除する方法ですが、完全に取れないため効果は十分ではありません。
手のひらに対しての手術は胸腔鏡下交感神経切除術です。
全身麻酔下に、スコープを用いて発汗を支配する胸部の交感神経を切除する方法で、確実に汗を止める事ができます。
しかし、手術後に患部以外の部分から多量に汗が出る代償性発汗があり、それが新たな悩みとなっています。
【ボトックス療法(当院で行っている治療法)】当クリニックは1回の治療で半年の効果持続できる、合併症のすくない
ボトックス治療をお勧めしております。
リピーター率が高い治療の一つです。
具体的にはワキや手のひらの発汗の多い部分にボトックスを注入し、汗の量を減らす方法です。
汗腺は交感神経の支配を受けており、その神経伝達物質はアセチルコリンです。
ボトックスはこのアセチルコリンの放出を止める事で、汗腺から汗を出す機能を抑える働きをします。
6ヶ月ほどするとその効果が無くなるため定期的な注入が必要ですが、手術のように交感神経を損傷することはありません。
【多汗症に対するボトックス治療手順など】ワキも手のひらも発汗の多い部分に約30箇所注入します。
ワキでは刺入時と注入時に若干の痛みが伴いますが、あまり心配はありません。
しかし両手掌はかなりの痛みを伴いますので、冷たい水で20分冷やしてから行います。
時に注入後に吐き気、倦怠感、頭痛、発熱、散瞳などが起こることがありますが、1日ほどで改善します。
【ワキガ治療について】ワキガは決して病気ではなく、程度の差こそあれ誰しも脇から生理的な臭いを発するものです。
しかしながら病気ではないといっても、極端に気にしたり、相手に不快感をあたえないかと悩む方が多いのも事実です。
ワキガ治療には手術が一般的ですが、手術に抵抗感を抱く方も多くおられるでしょう。
そこで当院では、発汗を抑制して脇から発生する臭いを少なくするボトックス治療を行っております。
手術をする前にまずはボトックス治療を行い、効果を判断してから手術を受けられても遅くはないと思います。
尚、当院ではわきが手術も行っております。
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